2月11日に国立にある一橋大学のシンポジウムに行ってきた。 「日本と海外の動物法を徹底研究する」と題された動物法フォーラム主催によるこの集まりにはなんと230名の一般人と学生30名の計260名が!私もキャンセル待ちで午後からの参加だったが、ドイツの獣医師アルシャー京子氏の登場は楽しみだった。

ドイツの保護犬猫収容施設「ティアハイム」の紹介を日本にしてくれた方がアルシャー京子氏。まだお若い方だった。端切れの良いドイツの法律の話しは日本のそれと全く違って、動物福祉先進国ドイツであるとあらためて感心させられた。又杉本綾氏も熱心にパネリストの話に耳を傾けつつ、最後に放った言葉は「”さっ処分ゼロ”もそうだが、一番やってほしいことは生体販売ゼロだ」だった。 全く同感である。 いくら心を痛めて保護活動される方が増えても、次から次へと生まれて来て販売されたら、どうにも防ぎようがない。元を絶たなければかわいそうな子はなくならない。 栃木県での大量遺棄事件の写真も多く写しだされ、このペットビジネスの闇が本当に怖くなった。 後進国だ、日本は。